動物取扱業の皆さんと熱中症についてディスカッションしました

こんにちワンッ🐶☀

昨夜、一部の松本市の動物取扱業の皆さんと

集まり、わんちゃんの熱中症について

話し合いをしてきました。

毎年必ず起こっている事故です。

熱中症は、高温多湿の環境下で起こる

高体温、脱水症状で生じる全身性の疾患です。

一瞬にして命を奪われてしまうほど

怖い疾患です。

そして私は必ず防げる事だと思っています。

去年は猛暑で、熱中症により亡くなった

わんちゃんがたくさんいらっしゃいました。

今年から0にしたい。少しでもよくするではなくて

0にしたいんです。大切なわんちゃんに

苦しい思いをさせたくない、そしてお家の方に

後悔してほしくないんです。

昨夜は、熱中症についての資料を集めてきて

くださった方や、それぞれのお仕事での体験

日頃から気をつけていることなど

お聞きすることができて、とても良い刺激を

受けました。その中で、水入りペットボトルを

凍らせてタオルで巻くと、わんちゃんたちは

とても気持ち良いと伺い、YouTubeでも

取り上げられていましたので、皆さんにも

リンクをシェアさせてくださいね☺️☺️

熱中症になってしまったらの知識も大切で

いちばんは熱中症にさせない事です。

人間が『このくらいの暑さなら大丈夫』と

思っていても、わんちゃんたちにとっては

耐えきれない暑さの場合もあります。

室温は25℃前後、湿度50%が理想的と

されています🐶💡そして、必ず新鮮なお水を

用意してあげてください。わんちゃんは

私たち人間のように汗をたくさんかくことが

できないです。肉球や鼻から汗をかき

バウンディングといって、ハァハァと呼吸により

調節しています。そしてお水を飲んだり

お腹を冷たい床にペタンとくっつけて

体を冷やしているのですよ。

もしお家に体を冷やせそうな床がない場合は

お風呂場を開放してあげると良いです。

そして、トリマーとしては、サマーカットに

ついてなのですが、1mm残しなど短くしすぎると

皮膚を痛める事や、丸裸状態になってしまい

外に出ると防ぐものがなくなり

ジリジリと日焼けしてしまうこともあります。

わたしのお店では3mm残しがいちばん短い

スタイルです。その子によってどのメーカーの

3mmを使うのかということは見極めています👀👀

短くする理由のわんちゃんもたくさん

いらっしゃいます。メリットは、お家の中ですと

涼しく快適に過ごせることと(冷房の

効き過ぎに注意です)、皮膚の変化に

すぐに気が付けること。お手入れがしやすい事

などが挙げられます☺️☺️日焼けしそうな

暑い日差しの中では、サマーカットでなくても

お散歩するのはやめたほうが良いです☠
熱中症の症状についてお話させてください🙇‍♀️🙇‍♀️

41度を超える体温の上昇や体が脱水することで

体を構成している細胞がダメージを受けます。

様々な臓器障害が起こることによる全身性の疾患なんです。

心臓や血管などの循環器系に障害をもたらし

低血圧やショック、不整脈などが起こります。

呼吸器系に障害をもたらすと、過呼吸に伴い

低酸素、肺水腫などを引き起こします。

泌尿器系に障害を発すると、急性腎不全を起こし

脳や神経が障害されると、脳浮腫、脳出血、

意識障害、発作、昏睡を引き起こします。

胃腸などの消化器系に障害をもたらすと

嘔吐、下痢、消化管出血を引き起こします。

また、血を止める「血液凝固系」というシステムに

障害をもたらすことで、全身性の出血傾向が

引き起こされ、非常に危険な状態になります。

血を吐いてしまったりもするのですよ。

症状レベル1🐶呼吸音が非常に速くなる。

この時点でお散歩やドッグランを中断して

日陰に移動してください。水を飲ませるなど

呼吸が落ちつくまで休ませるようにしましょう。

症状レベル2🐶元気がなくなる

危険度が高い状態です。すぐに涼しい場所へ

移動して、水で濡らしたタオルで全身を包んだり

水道水を体にかけたり

ワキや首などのリンパを保冷剤で冷やすようにしましょう。

症状レベル3🐶舌や歯ぐきが青くなる(チアノーゼ)

真っ赤な状態も危ないですが

舌や歯ぐきが青くなっている場合(チアノーゼ)

極めて危険です。命にかかわるので

体を冷やしつつすぐに病院で受診してください。

ひどい場合は嘔吐下痢なども引き起こします。

ここまで起きてしまうと、もし助かったとしても

後遺症が残ってしまうかもしれません。

熱中症は本当に苦しいです。

そうならないためにも、

🐶常に快適な環境下で生活できるようにすること。

🐶室温は25℃前後、湿度は50%前後

🐶新鮮なお水をたっぷり用意する

🐶暑い時間の外出はさける

🐶車で移動している場合は前もって冷房で冷やしておく

🐶毛が短い場合はガードしてくれる夏用の専用の服を着る

など、ご家族が愛犬ちゃんを守ってあげられる事は

たくさんあります。取り返しのつかないことに

ならないためにも、ひとりひとりが意識して

行く事が大切です。もちろん皆さんご自身も

熱中症にお気をつけながらお過ごしくださいね🍀🍀

最後まで読んでくださいまして

ありがとうございました☺️☺️

ぜひ、周りの方々にも教えてあげてください。

よろしくお願いいたします🙇‍♀️🙇‍♀️

Dog Care KiKi

愛に溢れるHappinessなドッグケアを目指して。わんちゃんの総合的なお手入れ、フードアドバイス、グルーミングトレーニング、皮膚トラブル穏和に力を入れています。パピーちゃんから老犬ちゃんまで。どんなわんちゃんにも必ず愛情を込めてお預かりさせて頂いています。お預かり中は休憩も挟み遊びながらゲージフリーで自由に過ごせます。わんちゃんとも、わんちゃんを通じてお客様たちとも絆を深めていけたら嬉しいです。

0コメント

  • 1000 / 1000