プチお勉強会のご報告

こんばんワンッ🐶🌙✨

先日はご近所動物取扱業親睦会メンバー少人数で

プチお勉強会兼お食事会をしました。

講師の先生は、上記のメンバーの一員でもあり

松本ドッグバディさんとしてもご活躍されている

奥原動物病院 院長 奥原淳先生がお話して

くださいましたよ👏👏👏👏

当初の予定では、犬のもしもの時の応急処置について

イベントとしてお話していただく予定だったのですが

今問題となっている、新型ヒトコロナウイルスの

関係で、他の感染症についてやその予防消毒について

急遽内容を変更してくださいました🙇‍♀️🙇‍♀️

お仕事の合間に講話の内容を考えてくださり

本当にありがとうございました🙇‍♀️🙇‍♀️🥺🥺

今回のお話の内容を私なりにまとめましたので

参加されていた方は復習として、

動物取扱業の専門職ではない皆さんも

是非ご覧になってください☺️☺️


〜目次〜

①新型ヒトコロナウイルスについて

②マダニの媒介する伝染病

③感染症の予防法

④ワクチンとは

⑤犬が怪我をしたときに、トリミングサロンや自宅にあると良い応急処置グッズ

⑥マイクロチップと保護犬、殺処分のお話



〜①新型ヒトコロナウイルスについて〜

今回の新型ヒトコロナウイルスですが、

海外で犬から検出されたとニュースになりました。

ですが、実際には新型ヒトコロナウイルスに

感染した患者さんのお家の犬だったため

たまたま鼻などに付着していたウイルスが

検出されたようです。人にはヒトコロナウイルス

犬には犬コロナウイルスとそれぞれの

動物間で伝染するものがありますので

今回のヒトコロナウイルスは今の所

人間だけですが、ウイルスが突然変異をすると

人畜共通感染症にもなりかねません。

そのため、常日ごろからの予防により

他の動物にも移さない努力というのは

大切になってきます。

〜②マダニの媒介する伝染病〜

今回は犬のお話ですので、コロナウイルス以外にも

犬の間で起きる、気をつけるべき感染症に

ついても教えていただけました。

奥原動物病院さんで作成されている

プリントの文章も参照させて頂きます✍

『重症熱性血小板減少症候群(SFTS)』を

ご存知でしょうか❓数年前、マダニに咬まれた

ネコに人が咬まれ、人が上記の伝染病にかかった

例がありました。幸いにも、県内ではSFTSに

感染発症した事例は報告されていませんが

長野県でもSFTSのウイルスは確認されています。

鹿や牛などが陽性を確認されることがあります。

SFTSは、マダニ媒介性の病気で致死率は20%以上

日本では2013年以降70人以上の人が亡くなっています。

【マダニとは】庭や公園、草むら、

ドッグランや散歩道など身近な場所にいる

寄生虫です。マダニは春から秋にかけて

被害が拡大します。

【SFTSとは】主にウイルスを保有している

マダニに咬まれることにより感染する

ダニ媒介感染症。発熱、消化器症状

(吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、下血、

例えばお尻や色んなところから出血します)を

主張とし、致死率は10〜30%程度です。

【SFTSは、どのように感染症するのでしょうか】

マダニの体内に、SFTSウイルスがいて

そのマダニが人や動物を吸血する際に

ウイルスを媒介します。

〜③感染症の予防法〜

SFTSの予防法ですが、残念ながら完全には

防ぐことができません。下記を実施することで

リスクを大幅に減らすことができます💡

①マダニに寄生されないように、肌の露出を避ける事

②犬猫にマダニ駆除薬を投薬する事

一時期、ノミマダニを付着させないという

ネックレスが販売されていましたが、

皮膚炎を起こす可能性があったり

そのネックレスの部分を直接ノミマダニが

通過する可能性は低いので、動物病院に行って

投薬のアドバイスを頂いてきたほうが良いです。

マダニは動物の目頭やお腹、前胸、お尻などの

柔らかいところにつきやすいです。

一度落ちてから他の動物にも付着しますので

マダニを付着させない、持ち込まない事が

とても大切です。

虫関連では、ノミの場合はダニのように

一度地面に落ちてから付着するものではなく

直接移ります。フロントラインという

お薬を身体につけることで、ノミそのものを

駆除して孵化できなくさせます。

ノミの卵が部屋中に散らばりますと

孵化するまでに長くても2年ほど卵の状態で

いる場合もあります。ハウスダストや

親ノミのふん、私達人間のフケなどを

食べて成長しますので、掃除機などの

お掃除は本当に大切なんです。

そして、マダニが媒介させる感染症の他にも

動物取扱業の中で最もと言って良いほど

恐れ注意していることは、皆さんご存知の通り

パルボウイルスです。パルボウイルスに伝染すると

致死率はとても高く、そのウイルスが付着した場所

によっては、ウイルスが力を持っている時間も

長い場合があります。すべての動物病院や

トリミングサロンでは、次亜塩素酸での消毒は必須です。

身近なところではハイターや、わたしは

薬局でピューラックスという商品名の

液体を使用しています。以前人間の国立病院機構に

務めていた頃に職場で使用していたものと

同じものです。


〜④ワクチンとは〜

その病原菌を薄くしたものであり

体内に入ると抗体を作るために

体の免疫細胞が動き出します。

ワクチンは病気の重症化を防ぐために

接種するものなのですが、やはり直接

病気が移ってしまうと重症化してしまう

可能性もあります。人間で言うと麻疹は

髄膜炎になる確率も高く

他の免疫もリセットされてしまう可能性も

あります。犬の場合の麻疹はジステンバーです。

混合ワクチンに必ず入っているものですので

毎年抗体検査を受けながら先生と

相談して接種されると良いです。

〜⑤犬が怪我をしたときに、トリミングサロンや自宅にあると良い応急処置グッズ〜

当初お話してくださる予定であった

応急処置について少しお話をお聞きすることが

できました。怪我をしたときに用意しておくと

良いものは、イソジンやワセリンなどの

消毒液、ピンセット、コットン球、

ガーゼ、伸縮しない包帯(伸縮すると

強く巻きすぎてしまいうっ血することがあります)

テーピング用テープ。骨折した場合は

厚手の脱脂綿で板にして巻き、

自力で曲げられなくなるまで巻きます。

そうする事により、骨が飛び出さないようにしたり

止血の応急処置ができるからです。

目に毛が入ったときには、犬用の目薬や

人間用でも薄い刺激のないタイプでしたら代用できる

ものもあります。目薬には防腐剤が入っていないので

必ず冷蔵庫に保管し使い切ってください。

〜⑥マイクロチップと保護犬、殺処分のお話〜

日本は、どんどんと犬にとって優しい社会に

なってきた事を実感しています。

その取り組みとして、仔犬のうちに

マイクロチップを装着することが

義務化されます。すでにお家に犬がいる場合は

装着の努力義務になります。

私が知っている中では、神奈川県あたりの

猫ちゃんが迷子になり、マイクロチップの

お陰で愛知県で見つかった例もありました。

保護犬のボランティアの活動をさせて

頂いていた時にも、迷子になって保護犬に

なっていた子が多かったです。我が子の安全を

守るためにも、ずっといっしょに暮らすために

マイクロチップは大切だと、奥原先生の

お話を聞いていて改めて思いました。

殺処分0を達成するためには❓❓

責任を持って犬を迎えるとは❓❓

家族としてお迎えした犬猫を守っていくためには❓❓

他人事とは思わず自分事と思い

ひとりひとりが自分に何ができるのか

自分の頭で考えて、行動することが大切です。

そして、私達動物取扱業は、これからも

ひとりひとりが動物のプロ、リーダーとなって

大切なことを皆さんに発信していきましょう❣

奥原先生、貴重なお話を聞かせてくださいまして

本当にありがとうございました🙇‍♀️🙇‍♀️

集まってくださった皆さんもありがとうございます🙇‍♀️🙇‍♀️

参加したくてもご都合の合わなかった皆さん、

今回は上記の内容をみんなでお勉強いたしました。

質問や感想などありましたら、教えていただけると

これからの励みにもなります☺️☺️✨✨✨

シェアもして頂けたら嬉しいです🙇‍♀️🙇‍♀️

最後まで読んでくださり、ありがとうございました✨




Dog Care KiKi

愛に溢れるHappinessなドッグケアを目指して。わんちゃんの総合的なお手入れ、フードアドバイス、グルーミングトレーニング、皮膚トラブル穏和に力を入れています。パピーちゃんから老犬ちゃんまで。どんなわんちゃんにも必ず愛情を込めてお預かりさせて頂いています。お預かり中は休憩も挟み遊びながらゲージフリーで自由に過ごせます。わんちゃんとも、わんちゃんを通じてお客様たちとも絆を深めていけたら嬉しいです。

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